2007年09月21日

健康づくりのための休養指針

健康づくりのための栄養指針・運動指針につづいて公表された「休養指針」を紹介。

健康づくりのための休養とは
 健康づくりのための休養には、「休む」ことと「養う」ことの二つの機能が含まれており、各個人の健康や環境に応じて、これら両者の機能を上手に組み合わせることにより、健康づくりのための休養が一層効果的なものとなります。

 「休」の要素は、主として、労働や活動等によって生じた心身の疲労を、安静や睡眠等で解消することにより、疲労からの回復を図り元の活力を持った状態に戻し、健康の保持を図るものです。例えば、疲れたらからだを横にして休むと疲れがとれるといったように、いわば本来の生理的な心身の動きに身を任せたままで休養になるという意味で、受動的で静的な休養に当たるものです。

 これに対して、「養」の要素は、明日に向かって英気を養うと言うように、主体的に自らの身体的、精神的、社会的な機能を高めることにより、健康の潜在能力を高め、健康増進を図っていくものです。例えば、積極的な社会参加や自ら創りあげたゆとりあるライフ・スタイルの実践のようなものであり、ここには個人の価値判断も関与してくるため、能動的、活動的でかつ独自性の高い休養にもつながるものです。

健康づくりのための休養指針
1.生活にリズムを 
 ・早めに気付こう、自分のストレスに
 ・睡眠は気持ちよい目覚めがバロメーター
 ・入浴で、からだもこころもリフレッシュ
 ・旅に出かけて、こころの切り換えを
 ・休養と仕事のバランスで能率アップと過労防止
2.ゆとりの時間でみのりある休養を
 ・一日30分、自分の時間をみつけよう
 ・活かそう休暇を、真の休養に
 ・ゆとりの中に、楽しみや生きがいを
3.生活の中にオアシスを
 ・身近な中にもいこいの大切さ
 ・食事空間にもバラエティを
 ・自然とのふれあいで感じよう、健康の息ぶきを
4.出会いときずなで豊かな人生を
 ・見出そう、楽しく無理のない社会参加
 ・きずなの中ではぐくむ、クリエイティブ・ライフ


 以上のように、健康づくりのための休養とは、単に身体を休めるというだけではなく、受動的な「休」の要素と能動的な「養」の要素から成る底辺の広いものです。しかも、各個人にとってアプローチしやすいものから工夫しつつ生活の中に取り入れていくことが基本となります。その際、一人ひとりその実践方法が異なるのは当然であり、自分なりの休養が実現されてこそ、生活の質の向上が図られ、健康で豊かな人生の礎が築かれることとなります。

休養指針
 健康づくりのための休養指針は、以下に示すように、生活リズムからみた休養、時間的要素からみた休養、空間的要素からみた休養、社会的要素からみた休養の4つの柱で構成されています。それぞれの柱の中の各フレーズから、自分の生活の中に取り入れられそうなものを自分なりに工夫して取り入れて実践してきましょう。

《説明》
1.生活にリズムを
 生活にリズムをもたせることは、生活にメリハリを与え、健康的な生活の源泉となります。睡眠時間、食事時間、自由時間などの生活時間にリズムが失われているようであれば、リズムを戻し、その中に休養も取り入れる努力をしましょう。

○早めに気付こう、自分のストレスに
 ・生活のリズムが乱れていると、疲労やストレスは気付かぬうちに忍び込みやすいものです。
 ・精神的ストレスは悩みや葛藤のみならず、仕事への集中や対人関係での緊張が続くことなどによって起こる場合もあり、そのようなストレスに気付き、うまくコントロールしていくことが大切です。

○睡眠は気持ちよい目覚めがバロメーター
 ・睡眠時間は個人差や年齢差が大きいため、一律に何時間が適当であると言うことはできませんが、気持ちよく目覚めるためには、時間的には少なくとも6時間の睡眠が標準的とされており、質の高い睡眠をとることが重要です。
 ・睡眠の質の高さは、例えば、起きた時の目覚めのすっきりさの他に、入眠の早さや途中で目が覚めないといったことでとらえます。質の高い睡眠がとれていれば、6時間以下の睡眠であっても問題のない場合もあります。
 ・睡眠時間は長ければよいというものではなく、また、日によって睡眠時間や就床、起床時間が大きく変わることは、生体のリズムを乱すという意味で好ましくありません。

○入浴で、からだもこころもリフレッシュ
 ・入浴には、心身の疲労や緊張をときほぐしたり、血液、リンパ液の循環や代謝機能を促進するなどの効果があります。
 ・年齢や身体状況に応じて入浴を上手に活用しましょう。

○旅に出かけて、こころの切り換えを
 ・ときには日常性から離れて旅行に出かけるなど、こころの切り換えを図ることも、能動的な休養の一つです。

○休養と仕事のバランスで能率アップと過労防止
 ・仕事に見合った休養をバランスよく取ることが、過労防止のためばかりでなく、能率よく働くためにも重要です。

2.ゆとりの時間でみのりある休養を
 休養は、自分にとって無理がなく長続きするものを工夫しながら創りあげていくことが大切です。

○一日30分、自分の時間をみつけよう
 ・一日30分ほどでもいいから自分の時間を作って、読書や音楽を聴くなどのんびりとしたひとときを過ごしましょう。

○活かそう休暇を、真の休養に
 ・休日や休暇の時には、疲れを十分とった上で、趣味や余暇活動など自分なりのゆったりとした休養にあてましょう。
 ・長めの休暇を取り、日常の健康状態をチェックしたり、あるいは保養地などの健康増進施設において健康づくりのための運動などを体験したりすることも休養となります。

○ゆとりの中に、楽しみや生きがいを
 ・自分なりの楽しみや生きがいを持っておくと、こころの切り換えがしやすく、ストレスの解消を図りやすいものです。ふだんからゆとりの気持ちを育んでおきましょう。

3.生活の中のオアシスを
 日々の生活を健康で豊かな活力あるものに創り上げていくために、自分を取り巻く環境にもこころを注ぎ、潤いのあるオアシスづくりを心掛けていきたいものです。

○身近な中にもいこいの大切さ
 ・毎日の生活にどこか殺風景で潤いがないと感じたら、何か心地好いと感じる感覚的要素などを生活の中に工夫してみて、手軽に気楽にリラックスできるようにオアシスづくりをしてみましょう。
 ・近くの公園など身近な場所も見つめ直し、よりよいいこいの空間として活用しましょう。

○食事空間にもバラエティを
 ・ふだん何気なく囲む家庭の食卓に花などを添えてみたり、気分を変えてレストランなどで楽しく食事をしたり、あるいは自然の空気を浴びながらアウト・ドアで食事をするなど食事のひとときを取り巻く雰囲気や環境に変化をもたせて食事を楽しみましょう。

○自然とのふれあいで感じよう、健康の息ぶきを
 ・ときにはいつも目にしている景色や環境から離れて、山や海あるいは自然とのふれあいを大切にしましょう。

4.出会いときずなで豊かな人生を
 新たな出会いや様々なきずなは、自己の社会的活力を再発見し、養う契機ともなるものであり、大切にしたいものです。

○見出そう、楽しく無理のない社会参加
 ・社会活動に主体的に関与して、様々なコミュニケーションを図っていくことも、能動的休養の大切な要素です。義務感から参加するのではなく、無理のない楽しい参加が基本であることはいうまでもないことです。
 ・例えば、ボランティア活動、サークル活動などふだんの仕事の人間関係とは違うコミュニケーションへの主体的な関わりがあります。

○きずなの中ではぐくむ、クリエイティブ・ライフ
 ・様々な社会活動に関与していくことはもちろん、日常の人との交流にも主体的に関わっていくことで、より豊かなクリエイティブ・ライフが築かれるものです。
 ・個人の生活基盤である家庭においても、地域や学校活動などを通じた家庭内のきずなも主体的に築き上げましょう。


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タグ:休養
posted by boss22 at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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