2007年09月23日

中島知子

オセロ・中島“暴れ太鼓になる”
デイリースポーツ
お笑いコンビ「オセロ」の中島知子(36)が19日、都内で舞台初出演作「郵便配達夫の恋」(東京グローブ座で27〜30日など全国6カ所で10月10日まで)の公開舞台けいこを行った。 女優・鈴木保奈美(41)の舞台初挑戦作の再演。今回、鈴木の役を継いだ中島 ...(続きを読む)


オセロ中島 保奈美の役で舞台初主演
スポーツニッポン
お笑いコンビ「オセロ」の中島知子(36)が初舞台で初主演する「郵便配達夫の恋」(27日から東京グローブ座ほか)の公開稽古が19日、都内で行われた。97年に鈴木保奈美(41)が主演した作品の再演。中島は、鈴木の夫の石橋貴明(45)に演技について相談した ...(続きを読む)




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健康保養地

1 保養の考え方
 保養とは心身機能の回復,増進をはかり、また、疾病予防のために日常生活環境から離れた場所に転地滞在し、そこで運動、栄養、休養の健康づくり三要素を実践することと考えます。それに適した場所が健康保養地であり、生活習慣の調整の場でもあります。
2 転地の効果
 日常生活環境と極めて異なった環境の刺激、例えば気候要素や温泉水などの刺激を五感の感覚器で受容すると、それに対応して主として神経系と内分泌系の活動が活発となり、しかも互いに協調して適応が成り立っていきます。その結果としてより健康な生活を営むことができるようになります。しかし「転地」の効果も約一か月の滞在で当初に比べて少なくなってきます。この馴れの現象により漫然と続けるのではなく3〜4週間を限度として区切り、1か月以上の間隔をおいて繰り返すのが効果的といえます。活動が最も盛んになるのは4〜5日から7日間といわれています。
3 健康保養地の生物気象学的要因
 (1)日照と光線の状態
 (2)温度
 (3)湿度と降水量
 (4)大気の化学的状態(イオン、オゾン、CO2、O2、大気の微量元素含有量など)
 (5)海抜高度
 (6)地理、心理学的状態(地形,森林繁茂など)
 以上6種の指標が四季を通じて測定されることが望まれます。
 健康保養地として望ましい条件は、大気がアレルゲンや塵埃などで汚染されていないこと、太陽光線が十分得られること、比較的湿度が高い大気状態であっても乾燥作用が十分あること、温度と湿度の関係ができるだけ一定であること、蒸し暑さがないことなどです。
4 滞在中のプログラム
 プログラムの構成要素としては、自然を活用したもの、屋内で行うもの、栄養、運動、休養の健康づくりのそれぞれの要素に重点を置いたもの、文化、教養を深めることにより自己実現を図るものなど多様なものがあります。
 健康保養プログラムの特徴は、医学的、科学的な根拠に基き作成され、利用者の年齢や健康状態といった特性が考慮されることにより、安全かつ効果的に提供されることです。
5 国の施策
 厚生省では昭和63年度から国民の健康づくり対策として、一連の具体策の検討が展開され、平成9年度には国を挙げて、より一層積極的に健康休暇の普及と健康保養地の整備をすすめることになりました。
 特に、既存の保養地や保養施設の有効な活用という観点から、望ましい健康保養地の在り方や望ましい過ごし方を国民に対して提示する必要から、検討会が設置され平成9年2月に健康保養地検討会報告書としてまとめられました。
タグ:保養地
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2007年09月22日

心身の疲れを癒すコツ

高度情報化社会を生きる現代人の疲労は、肉体的なものより精神的なものの占める比重が大きくなっているようです。職場のオフィスオートメーション化に伴って、ワープロ作業のような全身の筋肉を使わない静的労働が多くなり、肩こりや目の疲れといった局所疲労が疲れの中心となってきたことが原因の1つです。また、都市化が進んだ社会のなかで変則勤務が増えたり人間関係が変化していることも、精神的な疲れを助長する原因です。長時間勤務や自然との接触の減少も、現代人の疲れとは無関係ではありません。慢性的な疲労感、不眠症状、心理的不安など、現代人の直面する心身の疲労は、職業人だけでなく、子供や高齢者にも見られます。
 このような現代人の疲労は肉体的に過酷なものとはいえないため、軽く見られがちですが、これをうまくコントロールできれば、日々の生活はより充実し、快適なものとなるでしょう。
 それでは、現代人の心身の疲れを癒すコツは何でしょうか。
 健康に関する情報ははんらんしていますが、私たちに示されるべき疲労回復のコツは、決して難しいものではありません。現代は、健康づくりを自ら心掛けるべき時代です。健康づくりのコツは、現代人の心身の疲労回復に通じます。
 健康づくりの基本は運動、栄養、休養とされていますが、これらをふまえて適切な睡眠、規則正しい生活リズムの維持、酒やたばこを控えること、精神的ストレスを避けることなどが大切です。
 これを心身の疲労を癒すという観点から言い換えれば、労働と休養のバランスを保つ(働きすぎない、十分な睡眠をとる、規則正しい生活リズムを維持する)、余暇の時間にからだを動かすよう心掛ける、気分転換を積極的に図る(休日には仕事を忘れる、趣味の時間を持つ)、消極的なストレス解消法に走らないようにする(酒、たばこを控える)などとなります。
 このような個人の努力とともに、これを支える社会的環境づくりが必要です(例えば、身近な運動施設の整備、運動や余暇の使い方を指導する人の育成など)。最近は、このような社会的環境づくりを推進する政策も進められているので、積極的に利用して心身の疲れを癒すように心掛けるべきでしょう。

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タグ:疲れを癒す
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2007年09月21日

健康づくりのための休養指針

健康づくりのための栄養指針・運動指針につづいて公表された「休養指針」を紹介。

健康づくりのための休養とは
 健康づくりのための休養には、「休む」ことと「養う」ことの二つの機能が含まれており、各個人の健康や環境に応じて、これら両者の機能を上手に組み合わせることにより、健康づくりのための休養が一層効果的なものとなります。

 「休」の要素は、主として、労働や活動等によって生じた心身の疲労を、安静や睡眠等で解消することにより、疲労からの回復を図り元の活力を持った状態に戻し、健康の保持を図るものです。例えば、疲れたらからだを横にして休むと疲れがとれるといったように、いわば本来の生理的な心身の動きに身を任せたままで休養になるという意味で、受動的で静的な休養に当たるものです。

 これに対して、「養」の要素は、明日に向かって英気を養うと言うように、主体的に自らの身体的、精神的、社会的な機能を高めることにより、健康の潜在能力を高め、健康増進を図っていくものです。例えば、積極的な社会参加や自ら創りあげたゆとりあるライフ・スタイルの実践のようなものであり、ここには個人の価値判断も関与してくるため、能動的、活動的でかつ独自性の高い休養にもつながるものです。

健康づくりのための休養指針
1.生活にリズムを 
 ・早めに気付こう、自分のストレスに
 ・睡眠は気持ちよい目覚めがバロメーター
 ・入浴で、からだもこころもリフレッシュ
 ・旅に出かけて、こころの切り換えを
 ・休養と仕事のバランスで能率アップと過労防止
2.ゆとりの時間でみのりある休養を
 ・一日30分、自分の時間をみつけよう
 ・活かそう休暇を、真の休養に
 ・ゆとりの中に、楽しみや生きがいを
3.生活の中にオアシスを
 ・身近な中にもいこいの大切さ
 ・食事空間にもバラエティを
 ・自然とのふれあいで感じよう、健康の息ぶきを
4.出会いときずなで豊かな人生を
 ・見出そう、楽しく無理のない社会参加
 ・きずなの中ではぐくむ、クリエイティブ・ライフ


 以上のように、健康づくりのための休養とは、単に身体を休めるというだけではなく、受動的な「休」の要素と能動的な「養」の要素から成る底辺の広いものです。しかも、各個人にとってアプローチしやすいものから工夫しつつ生活の中に取り入れていくことが基本となります。その際、一人ひとりその実践方法が異なるのは当然であり、自分なりの休養が実現されてこそ、生活の質の向上が図られ、健康で豊かな人生の礎が築かれることとなります。

休養指針
 健康づくりのための休養指針は、以下に示すように、生活リズムからみた休養、時間的要素からみた休養、空間的要素からみた休養、社会的要素からみた休養の4つの柱で構成されています。それぞれの柱の中の各フレーズから、自分の生活の中に取り入れられそうなものを自分なりに工夫して取り入れて実践してきましょう。

《説明》
1.生活にリズムを
 生活にリズムをもたせることは、生活にメリハリを与え、健康的な生活の源泉となります。睡眠時間、食事時間、自由時間などの生活時間にリズムが失われているようであれば、リズムを戻し、その中に休養も取り入れる努力をしましょう。

○早めに気付こう、自分のストレスに
 ・生活のリズムが乱れていると、疲労やストレスは気付かぬうちに忍び込みやすいものです。
 ・精神的ストレスは悩みや葛藤のみならず、仕事への集中や対人関係での緊張が続くことなどによって起こる場合もあり、そのようなストレスに気付き、うまくコントロールしていくことが大切です。

○睡眠は気持ちよい目覚めがバロメーター
 ・睡眠時間は個人差や年齢差が大きいため、一律に何時間が適当であると言うことはできませんが、気持ちよく目覚めるためには、時間的には少なくとも6時間の睡眠が標準的とされており、質の高い睡眠をとることが重要です。
 ・睡眠の質の高さは、例えば、起きた時の目覚めのすっきりさの他に、入眠の早さや途中で目が覚めないといったことでとらえます。質の高い睡眠がとれていれば、6時間以下の睡眠であっても問題のない場合もあります。
 ・睡眠時間は長ければよいというものではなく、また、日によって睡眠時間や就床、起床時間が大きく変わることは、生体のリズムを乱すという意味で好ましくありません。

○入浴で、からだもこころもリフレッシュ
 ・入浴には、心身の疲労や緊張をときほぐしたり、血液、リンパ液の循環や代謝機能を促進するなどの効果があります。
 ・年齢や身体状況に応じて入浴を上手に活用しましょう。

○旅に出かけて、こころの切り換えを
 ・ときには日常性から離れて旅行に出かけるなど、こころの切り換えを図ることも、能動的な休養の一つです。

○休養と仕事のバランスで能率アップと過労防止
 ・仕事に見合った休養をバランスよく取ることが、過労防止のためばかりでなく、能率よく働くためにも重要です。

2.ゆとりの時間でみのりある休養を
 休養は、自分にとって無理がなく長続きするものを工夫しながら創りあげていくことが大切です。

○一日30分、自分の時間をみつけよう
 ・一日30分ほどでもいいから自分の時間を作って、読書や音楽を聴くなどのんびりとしたひとときを過ごしましょう。

○活かそう休暇を、真の休養に
 ・休日や休暇の時には、疲れを十分とった上で、趣味や余暇活動など自分なりのゆったりとした休養にあてましょう。
 ・長めの休暇を取り、日常の健康状態をチェックしたり、あるいは保養地などの健康増進施設において健康づくりのための運動などを体験したりすることも休養となります。

○ゆとりの中に、楽しみや生きがいを
 ・自分なりの楽しみや生きがいを持っておくと、こころの切り換えがしやすく、ストレスの解消を図りやすいものです。ふだんからゆとりの気持ちを育んでおきましょう。

3.生活の中のオアシスを
 日々の生活を健康で豊かな活力あるものに創り上げていくために、自分を取り巻く環境にもこころを注ぎ、潤いのあるオアシスづくりを心掛けていきたいものです。

○身近な中にもいこいの大切さ
 ・毎日の生活にどこか殺風景で潤いがないと感じたら、何か心地好いと感じる感覚的要素などを生活の中に工夫してみて、手軽に気楽にリラックスできるようにオアシスづくりをしてみましょう。
 ・近くの公園など身近な場所も見つめ直し、よりよいいこいの空間として活用しましょう。

○食事空間にもバラエティを
 ・ふだん何気なく囲む家庭の食卓に花などを添えてみたり、気分を変えてレストランなどで楽しく食事をしたり、あるいは自然の空気を浴びながらアウト・ドアで食事をするなど食事のひとときを取り巻く雰囲気や環境に変化をもたせて食事を楽しみましょう。

○自然とのふれあいで感じよう、健康の息ぶきを
 ・ときにはいつも目にしている景色や環境から離れて、山や海あるいは自然とのふれあいを大切にしましょう。

4.出会いときずなで豊かな人生を
 新たな出会いや様々なきずなは、自己の社会的活力を再発見し、養う契機ともなるものであり、大切にしたいものです。

○見出そう、楽しく無理のない社会参加
 ・社会活動に主体的に関与して、様々なコミュニケーションを図っていくことも、能動的休養の大切な要素です。義務感から参加するのではなく、無理のない楽しい参加が基本であることはいうまでもないことです。
 ・例えば、ボランティア活動、サークル活動などふだんの仕事の人間関係とは違うコミュニケーションへの主体的な関わりがあります。

○きずなの中ではぐくむ、クリエイティブ・ライフ
 ・様々な社会活動に関与していくことはもちろん、日常の人との交流にも主体的に関わっていくことで、より豊かなクリエイティブ・ライフが築かれるものです。
 ・個人の生活基盤である家庭においても、地域や学校活動などを通じた家庭内のきずなも主体的に築き上げましょう。


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タグ:休養
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2007年09月20日

休養を考える

Q 最近いろいろなところで休養の重要性が叫ばれるようになりました。単にからだを休めるだけでなく、ほかにも意味があるのでしょうか。

A 休養というと、まず、運動やさまざまな活動の後の疲れをとるという身体的な疲労回復が考えられますが、最近では、デスクワーク主体の仕事が増えるにつれ、精神的な疲労からの回復も休養に求められています。
 一方、余暇には、仕事や労働から解放された自由な時間に、文化活動や創造活動、地域活動などを通して、自分を磨いたり希望の実現を図るといった高次元の意味合いが含まれています。
 今までは、休養は仕事や活動からの心身の疲労回復という面が強いのに対し、余暇は労働そのものに対応する、より社会的、文化的なものと位置づけられてきました。
 しかし、最近は休養にも余暇におけるような高次元の役割が期待されるようになり、両者の意味は接近したものになっています。そこで、同じ休養でも、過ごし方によって質的に違うものになると指摘されるようになりました。
 例えば、疲労回復を図る従来型の休養は受け身的休み方で、時間の短い休養はこうした傾向になりがちです。一方、長時間の休養は、進んで体力や精神状態の向上を図るとともに、将来への準備や備蓄など生活の質につながる能動的な休養と考えられています。

Q 同じ休養でも、時間の長さや使い方によって、持つ意味が異なるということでしょうか。

A 休養には「休む」ことと「養う」ことの二つの要素があります。「休」は心身の疲労からの回復を目指した受け身的な部分。「養」は、さまざまな活動をとおして生きがいやライフスタイルの創造を行う積極的で能動的な部分です。
 これからの休養は、「養」の部分がますます重要になってきます。まず、努めて「休み」をとり、その時間の中で心身の健康を「養う」ことが必要で、そこで初めて「休養」となるのです。
 ところで、同じ休養でも、時間の長短によって休み方のスタイルが変わり、「養う」内容も異なってきます。
@休息
 一息つく秒単位、分単位の休みです。流れ作業や休みなしの運動など、そのまま続けることができなくなったときに自発的にとる休みで、ほとんど「養」の部分はありません。
A休憩
 休憩時間という言い方があるように、30分、1時間といった時間単位の休みで、多少は「養」の部分も確保できます。労働基準法でも、6時間を超えるときには少なくとも45分、8時間を超えるときは少なくとも1時間の休憩が保障されています。
B私的時間
 私的時間は、一日24時間の中で、労働にかかわらない時間を指します。この間には睡眠や食事、排泄など健康維持に欠かせない生理的欲求が満たされると同時に、対人関係を維持したり、教養のための投資など、「養」の比重も高くなります。
 私的時間と類似したものに自由時間がありますが、これは私的時間から睡眠や食事などを除いた、生理的にも自由な時間です。
C週休
 一日とか二日とかいった日にち単位の休みである週休は、通常、地域社会で過ごすことが多いので、これをどのように個人の主体性に基づくものにするかが大切です。特に、これからの高齢化社会に備えて、週休を地域でのボランティアやサークル活動などの社会参加にあてるなどして幅広い人間関係の形成に努めるのも、休養の重要な要素になっていきます。
D休暇
 休暇は元来、お祭りや祝祭日などの「ハレ」の日であり、日常生活からの脱却を意味しています。職場や家庭での決められた役割から解放されることは、自分の隠れた部分を発見し、自己実現や自己開発のための機会になります。

 

Q 厚生省から発表された「健康づくりのための休養指針」について、教えてください。

A 「健康づくりのための休養指針」は、生きがいづくりや自己実現、新しい人間関係の形成など、将来の人生設計をにらんだ内容を休養に盛り込んでいくことが大切だということを念頭に置いて策定されました(表1)。四つの柱について、簡単に見ていきましょう。
@生活リズム
 精神的ストレスが多いと生活リズムが乱れがちです。ストレスに早めに気づいて、すみやかに対処したいものです。この場合、周囲の人にも気づいてもらうことが大切です。
 睡眠も重要。時間的な長さより、気持ちよい目覚めが得られる質のよい眠りを目指したいものです。
 さらに、入浴は、精神的な疲労や緊張をときほぐし、代謝や循環といった生理的な機能にも効果があります。

 

 ところで、心の切り替え方にはいろいろな方法がありますが、旅行は単調になりがちな生活にメリハリをつけ、日常から離れた新しい出会いや発見を期待できます。
 このようなこととともに、生活全体のリズムを考えて、休養と仕事のバランスをうまくとることがいわゆる過労の防止につながります。
A時間的要素
 一日の中で30分でも自己を取り戻すための時間をとることは、休養の第一歩。さらに、休暇をとって、趣味やスポーツ、ボランティア活動など、「養」にかかわる活動をすることによって、楽しみや生きがいも生まれてきます。
B空間的要素
 生活環境にうるおいを持たせることが大切です。食事のひとときも、リラックスした気分で食卓を囲めるように、食事空間にバラエティを持たせたいもの。また、自然と接する機会を多くすると、心が豊かになります。
C社会的要素
 サークルやボランティア活動などに積極的に参加すると、幅広い人間関係をつくることができ、有意義な休養になります。しかし、義務感が強すぎるとストレスになりかねないので、無理のないように。

Q 自分なりの休養を設計するためには、どんな注意が必要ですか。

A 「健康づくりの休養指針」の内容を、積極的に日々の生活に取り入れていくためには、生活の中に適切に休養が取り入れられているか再点検することが大切です。
 そのためには、休養は自己回復のためにあるという視点から、@自分のために時間を使う、A自分のために何かを創る、B自分は大自然の一部であって、人々の輪の中で支えられているという自覚を持つことです。そのうえで、日ごろから自分なりに、休養をいつ、どのようにとっているか、生活のリズムは乱れていないかなどをチェックします。
 また、ストレスチェックリスト(表2)などを使って自分の精神状態をチェックして早めにストレスに対処し、セルフコントロールによって心を切り替えることも必要です。筋弛緩法や自律訓練法、メディテーション(瞑想)、受動注意集中(ぼんやりと浮かんだ思いに気持ちを向ける)、カタルシス(自分の悩みなどを信頼できる人に話す)など、いろいろな方法があります。
 さらに、休養するときには、予備時間として意識的に何もしない空白の時間も必要です。本来の自己の発見や自己の確立、ストレスコントロールに役立ちます。
 ところで、休養の意識を再認識し、個人の生き方そのものにまでかかわる問題として捕らえるためには、「発想の転換(パラダイムシフト)」が必要です。

@休暇は権利であるとともに自分への義務
A疲労回復や労働力再生産のためから自己実現や生きがいのために
B家族サービスから個人の内面的再統合のために
C会社、職場中心から家族、友人主体へ
D数日単位から数週間単位へ
E休暇の中にも緩急を持たせ、移動型から滞在型へ

 このように、休養を個人の問題として閉じ込めてしまうのではなく、社会性、文化性を持たせたものに広げていくことが大切です。

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2007年09月19日

夏の疲れを回復させる

Q いわゆる夏バテは、なぜ起きるのでしょうか。

A 夏バテは夏負けともいい、夏の終わりから秋口にかけて、食欲不振、不眠、脱力感などが現れて、体重が減ってくることをいいます。
 日本の夏は高温多湿なので汗をかくことが多く、水分だけでなく、塩分やビタミンなどが失われます。これは一種の脱水状態で、胃腸からの消化液の分泌が減少し、食欲が低下してきます。そのうえ、水や清涼飲料水を大量に飲むと消化液が薄まり、消化不良や胃炎を起こして、さらに食欲不振に拍車をかけることになります。
 また、夏はからだの代謝機能が亢進してエネルギーの消費が増えます。それに加えて暑さで寝不足が続くと、著しく体力を消耗します。このような状態が重なったものが夏バテで、いわば夏の疲労の後遺症といえます。
 こうした夏の疲れを早く回復させるためには、栄養のバランスのとれた食事をし、十分に休養をとり、適度の運動を心がけることです。
 単なる夏バテであれば、涼しくなるにつれて自然に回復しますから心配ありませんが、夏バテだろうと気軽に考えていたところ、実は本物の病気だったというケースもみられます。夏バテの症状に似ていてまぎらわしい病気としては、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、糖尿病、肝炎、結核、慢性腎炎などがあります。症状が長引くような場合には、一応これらの病気を疑ってみる必要があります。

Q 食生活では、どんな点に注意すればいいのでしょうか。

A 厳しい暑さを乗り切るには、まず胃腸の調子を落とさないようにすることが肝要です。食べられなくなると、体力の消耗が激しくなります。次の点に注意してください。

●3度の食事を規則正しく
 空腹時間が長引くのが胃腸には一番よくありませんから、たとえ少量でも、規則正しく食べること。「朝食抜き」は禁物です。朝食をとる時間がないときには、ビスケットかクッキーを1〜2枚食べて牛乳を飲む。これだけでもずいぶん違います。
 私の場合はいつも手元に、のどアメを用意しておいて、仕事中でも空腹を感じたらすぐに口に入れるようにしています。空腹をしのげるだけでなく、疲労回復にも役立ちます。

●たんぱく質とビタミンを
 栄養のバランスのとれた食事を心がけ、特にたんぱく質、ビタミン類を意識してとるようにします。たんぱく質は、疲れぎみの胃に負担をかけないように、消化のいい良質のたんぱく源を選びます。牛乳や乳製品、卵、脂肪の少ない肉や魚、豆腐などがいいでしょう。ビタミン類では、B1が疲労回復に有効です。B1は胚芽米、豚肉、レバー、干しそば、ライ麦パン、落花生などに含まれてます。

●のどが乾いたら白湯を飲む
 水や清涼飲料水のとりすぎは食欲不振の原因になります。のどが乾いて仕方がないときには、白湯を飲むことをおすすめします。おちょこ一杯の白湯はコップ一杯の水に匹敵するといわれるほど効果があり、胃腸への負担もかかりません。
 また、熱過ぎたり、冷た過ぎたりする食べ物も胃腸には負担です。口の中にしばらくおいて体温との差を縮め、よくかんでから、飲み込むようにしましょう。

Q 暑いと熟睡できず、疲れがとれません。どうしたら睡眠不足を解消できますか。

A 夏の睡眠不足はからだにこたえます。睡眠は習慣性の強いものですから、日ごろからスムーズに眠りに入れるような生活のリズムをつくることが大切です。まず、夜の12時前に床に入る習慣をつけましょう。睡眠にはからだの眠りであるレム睡眠と、脳の眠りであるノンレム睡眠とがあり、両方を十分とるには、どうしても12時前に床につく必要があります。
 心身ともにリラックスさせるのも眠りやすくする条件。あまりからだを動かさない人は、昼間適度の運動をして、からだをほどよく疲れさせておくとよいでしょう。40度前後のぬるめのお風呂にのんびり入るのも、リラックスさせる効果があります。寝る前に聴く音楽を決めておく、というのも一つの手です。
 それでもよく眠れないという人には、昼の仮眠をおすすめします。私は昼食後、30分ほど仮眠をとるのがここ10年ほど日課になっています。そうすると目覚めた後、頭もからだもスッキリしてきわめ爽快。午前中の疲れがふっ飛びます。
 睡眠は、時間が長ければいいというものではありません。浅くて長い眠りよりも、深くて短い眠りのほうが疲労回復にははるかに有効です。昼間の10分間の仮眠は夜の睡眠60分に相当するといわれます。ナポレオンは1日3時間しか眠らなかったといいますが、おそらく昼間まめに仮眠をとることで、睡眠不足を解消していたのでしょう。
 ところで、家にいる場合は簡単ですが、オフィスでどうやって仮眠をとるかが問題です。最も大切なのはからだをリラックスさせること、そのためには次のような下準備が必要です。
@ベルトやネクタイなど、からだを締め付けるものをゆるめる。
A腕時計や眼鏡などをはずす。
B目や耳によけいな刺激が入らないようにする。帽子を目深にかぶったり、アイマスクや耳栓を利用するといい。
C電話の取り次ぎなどは同僚に頼んでおく。
 すぐに眠れない場合は、例えば、自己暗示をかけてみましょう。手や足から始めて、からだ全体が「温かくなる」「だるくなってきた」と意識するのです。最初はやりにくいでしょうが、繰り返し訓練するうちにスムーズに行えるようになります。
 オフィスで仮眠をとる場合、うっかり寝過ごしてしまっては大変です。最初のうちはアラーム付きの時計を利用するといいでしょう。慣れてくると、決めた時間に自然に目が覚めるようになるものです。

Q 疲労回復には、どんな種類の運動が向いていますか。

A 日ごろはあまりからだを動かさない人でも、夏になるとスポーツで思いっきり汗を流したくなるもの。夏場にからだを鍛えるのはいいことですが、気温や湿度が高く、風がない状況下で長時間運動していると、体温が上昇するにもかかわらず、体熱が十分発散しなくなり、日射病や熱射病になる恐れがあり、心臓にも負担がかかります。若い人はともかく、中年を過ぎたら激しい運動は避けたほうが無難です。
 疲労回復が目的であれば、ウォーキングやストレッチ体操など、軽く汗をかく程度の運動で十分です。特に運動をしなくても、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を利用する、一駅手前で降りて歩くといった形でもかまいません。要は血液の循環をよくし、からだのこりをほぐせればいいのです。
 よく「休日は何もしないで寝ていたのに、疲れがとれない」とこぼす人がいます。休みの日は昼近くまで寝ていて、午後はテレビを見ながらゴロゴロ寝。これではからだの疲労はとれても、脳の疲労は蓄積される一方です。脳疲労のような“ぐったりした疲れ”は運動で汗を流して、肉体的な“さわやかな疲れ”に変えてやるほうが解消しやすいのです。週休2日制なら、せめて1日は何か運動をするようにしてください。

Q 最近は冷房で体調をくずす人が増えています。冷房対策について教えてくだい。

A 外気との温度差が5度以上になると自律神経のバランスをくずし、からだにさまざまな障害をもたらすといわれています。症状は夏風邪のようなもの、下半身の冷え、神経痛、五十肩などの関節痛、下痢、腰部の重い感じ、腰痛など。女性では生理不順を訴える人が多いようです。
 また、夏は心筋梗塞や狭心症の発症率が少ないとされていましたが、その傾向が年々薄れてきているようです。これは冷http://www.net-dream.jp房の普及が主な原因と考えられます。暑い戸外から冷房のきいた部屋に入ると、からだの表面の血管が縮まり、心臓の負担が急激に増えて、発作が起きやすくなるのです。
 冷房対策ですが、基本的には冷房を控えめにするしかありません。しかし、自分の家なら可能ですが、オフィスではそうはいきません。ことにスカート着用の女性にとっては深刻な問題でしょう。下着を厚めのものにする、靴下を2枚にする、膝かけをかける、カーディガンをはおるなど、自衛策をこうじることが必要です。私は使い捨てカイロを愛用しています。お腹に当てておくと血の循環がよくなり、胃腸の調子もいいようです。血行をよくするという意味では、運動をしたり、ぬるめの湯で温まるのも効果があります。
 寝るときには、きちんとパジャマを着て、必ず冷房を止めること。8月も半ばを過ぎると、昼間は暑くても夜間はぐっと気温が下がってきます。ゆだんして寝冷えをしたり、風邪をひいたりしないよう、十分に注意したいものです。


タグ:夏の疲れ
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2007年09月18日

カスピ海ヨーグルトが要介護高齢者の便秘改善に有用であることを実証

フジッコ株式会社は、介護老人保健施設都筑シニアセンターと静岡県立大学薬学部石田均司氏との共同研究で、カスピ海ヨーグルトが介護を必要とされる高齢者の便秘改善に有用であることを実証した。試験結果を、第13回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会(さいたま市大宮ソニックシティ、9月14日〜15日)と第18回全国介護老人保健施設愛知大会(名古屋市名古屋国際会議場、10月10日〜12日)にて共同で発表する。

 カスピ海ヨーグルトは家庭で簡単に作ることができ、健康にも良いといわれる牛乳発酵物。長寿の研究で著名な家森幸男氏が、長寿者が多いことで知られるコーカサス地方を調査した際に、栄養分析のため持ち帰ったものがはじまり。その後、日本の気候的風土に合ったものが、人づてに広がった。酸味が少なく口当たりがクリーミーで、とろりとした独特の粘りがあることがその特徴。味わいにコクがあるので食べやすく、従来のヨーグルト好きの人にはもちろん、酸っぱさが苦手な男性や子供、年配の人の栄養補給にも適している。

 同社は家森氏の協力のもと、優良株であるラクトコッカス ラクティス サブスピーシーズ クレモリス エフシー株を分離し、安全に家庭で植え継ぐことのできる種菌やそれを用いた製品開発を行ってきた。その健康効果については、すでに整腸効果や肌機能低下の予防効果など、数多くの学術報告が行われている。

 一般にヨーグルトは、食べ物の飲み込み(嚥下(えんげ))が困難な人や介護を必要とする人であっても、安全に食べれる食品とされている。いっぽう、ヨーグルトには整腸作用をはじめ、様々な健康効果が知られていることから、ヨーグルトは食べやすく、かつ健康機能を持つ優れた「介護食」だと考えられる。そこで今回、同社製品「カスピ海ヨーグルト」が介護を必要とされる人の便秘症改善に貢献する健康食であることを実証するため、5週間の摂取試験を実施した。

 一般に、糞便中のビフィズス菌数と占有率(糞便中の総菌数に占めるビフィズス菌の割合)は腸内環境を反映し、良好な腸内環境下ではビフィズス菌数や占有率が高値を示すと言われている。カスピ海ヨーグルト摂取グループの便中のビフィズス菌数と占有率は、摂取期間が長くなるにつれて増加した。

 カスピ海ヨーグルト摂取グループでは、腸内環境の改善に伴う排便頻度の増加、すなわち整腸効果が期待された。同研究では試験対象者の多くが下剤を常用している影響で、全ての試験対象者のデータを比較した場合には両試験食間に、有意な差は認められなかった。しかしながら、下剤や整腸剤を服用してもなお一週間のうち便の出ない日が2日以上あるという便秘傾向の強い対象者(カスピ海ヨーグルト摂取グループ、プラセボ食摂取グループそれぞれ5名ずつ)について排便記録を解析したところ、一週間あたりの排便回数がカスピ海ヨーグルト摂取グループで経時的に増加した。

 これらのことより、カスピ海ヨーグルトは、要介護高齢者の腸内環境を改善し、それによりとりわけ強度の便秘傾向者に対する整腸効果が期待できると考察した。なお、プラセボ食でも弱いながらもカスピ海ヨーグルトと同様の効果が見られたが、これはプラセボ食の原料中の乳糖や造粘剤といった成分の影響であると考えられた。

 カスピ海ヨーグルトの「硬さ」と「粘性」は、厚生労働省が定める嚥下・そしゃく困難者用食品の基準値を満たした。従って、カスピ海ヨーグルトは「嚥下食」としての適性があると考えられた。

 カスピ海ヨーグルト摂取グループのうち、嚥下検査法である改訂水飲みテストで食品によっては、誤嚥の危険性がある軽度の障害を持つ「3a」と診断された対象者が1名いたが、摂取期間を通じて誤嚥は全く見られなかった。

 同社では、今後も医療機関・施設などの協力を得ながら、カスピ海ヨーグルトの介護食・嚥下食としての有効性と安全性をさらに研究していく方針としている。

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2007年09月14日

がんばらない介護生活「5原則」

がんばらない介護生活「5原則」
一人で介護を背負いこまない。
● 家族皆で介護を分担する。
● 「家族の会」などで、ほかの介護者・被介護者たちと悩みを話し合う。

積極的にサービスを利用する。
● 事態が深刻になりすぎないうちに、公共のサービスを利用する。「早めにプロに相談を」
● 介護者は自分の時間をつくる。「根を詰めすぎず、ストレスを防ぐ。」
● サービスは自分にあったものを選ぶ。

現状を認識し、受容する
● 被介護者は障害とともに生きていくという現実を受け入れる。
● 介護者は介護をしなくてはいけないという現実を受け入れる。
● 元に戻そうとするのではなく、障害とともに、本人が生活しやすい方法をみつける。

介護される側の気持ちを理解し、尊重する

● 被介護者に介護者のやり方を一方的に押し付けない。
● 被介護者の何かをしようとする気持ち(自立)を大切にする。
● 被介護者本人が幸せなように持っていくと、介護者の負担が減る。

出来るだけ楽な介護のやり方を考える
● 被介護者にもできることは自分でしてもらう。(それが、被介護者の自立にもつながる)。
● 同じことをするのでも介護者の体への負担の少ない方法を考える。
介護用品や福祉用具を上手に使いこなせば、負担はぐっと軽くできます。

どうして「がんばらない介護生活」なのか

長期戦だからこそ、マイペースで。
子育てとは違って、介護はいつ終わるかわかりません。だからこそ、自分のペースを持つことが必要です。がんばり過ぎたら、後でスタミナぎれになってしまいます。

息抜きが毎日の笑顔をつくります。
がんばり過ぎはストレスのもと。ストレスが溜まると、つい難しいことを言ってしまったり、表情に出たりと、介護する側の関係を悪くしてしまいがち。それがまた、次のストレスのもとになってしまうんですね。
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2007年09月13日

がんばらない介護チェックシートA

1 介護はおもに自分一人でやっている。
2 介護は自分ががんばらなければと思う。
3 他人に家に入られたくないので、家族で介護したいと思う。
4 どこに相談に行けば知りたい情報が手に入るのか、わからない。
5 身体の負担が少なくなるような介護の方法を知らない。
6 介護の悩みを聞いてくれたり、相談に乗ってくれる人が身近にいない。
7 介護生活の先行きが見えず不安になる。
8 長い時間留守にできず、遠出ができなくなった。
9 友達付き合いや趣味の時間がとれなくなった。
10 子どもや配偶者の世話が十分できなくなった。

診断とアドバイスは明日へ。

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2007年09月12日

頑張り過ぎない介護15

「がんばらない」っていうのは意外に大変なこと。でもがんばりすぎは禁物。不道徳なくらいでいんです。

 「がんばらない」っていうのは意外に大変なことだと思います。私たちは、がんばることが美徳とされ、「がんばる人は良い人」、「がんばる人は立派な人」と教えられてきました。この美徳のために、私たちの心には、がんばりモードがつくられます。私たちは、みながんばってきました。勉強スポーツ、仕事、がんばるから私たちは成長してきたのです。がんばりすぎは禁物です。がんばりすぎる人は、無理をして心や体に負担をかけてしまいます。

 精神科の外来を訪れる人の多くは、がんばりすぎてしまった人です。仕事でがんばりすぎてうつ病になった人、介護にがんばりすぎて不眠症になった人、たくさんのがんばり屋さんが疲れ果ててやってきます。そうした人たちの話を聞くと気がつくことがあります。身を削ってまでがんばってしまう人には、いくつかの傾向があります。

 介護にがんばりすぎてしまう人の、ひとつの傾向は、「完璧主義」です。なんでもかんでも自分でやろうとする人です。きちんとしていないと、気持ちがすっきりしない人は、ついつい、がんばりすぎてしまいます。そうした人には「いいかげん」になること、「肩の力をぬくこと」を推奨しています。二つ目の傾向は、「誰かに認められたい」という気持ちが強いことです。姑に認められたくて、母に認められたくて、夫に認められたくて・・、がんばってしまいます。そして、良い嫁、良い娘、良い妻でいようと無理をしてしまいます。そうした人には、「時には悪者になること」を推奨しています。三つ目の傾向は、「愛着と依存が強い人」です。いつでも母と一緒にいたい、父と一緒にいたい、配偶者と一緒にいたい・・・介護を通してのふれあいやつながりをとても大切にしている人たちです。そうした人たちには介護をうける人以外の人との交流を推奨しています。

 なんだか、私が言っていることは「不道徳」と思われる人もいるでしょうが、大切なんです。それほど、介護にがんばりすぎて疲れてしまった人は、「良い人」や「道徳的」な人が多いからです。

 私は、がんばって疲れてしまった人には、最初は「よくがんばってきました」と声をかけます。がんばってきたことを、家族になったつもりで理解してあげようと思います。そして「がんばらざるを得なかった状況や歴史」に耳を傾けます。誰か一人ががんばりすぎると、周りはその人を頼りにするようになります。だから、不道徳なくらいでいんです。時には怒ってもいんです。不満をいってもいんです。泣いてもいんです。がんばりすぎていることを周囲に伝え、皆でがんばりをシェアしましょう。
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